idea factory from news 2003 8 11

本日は、新聞の休刊日ですので、インターネットのニュースから。

異常気象(abnormal weather)
 イギリスで、史上最高の気温、ロンドン西郊で37.9度。
日本では、気温が37度というのは、真夏には、何日かありますが、
イギリスの緯度は、日本の北海道よりも高く、
ロシアのカムチャツカ半島と同じ緯度です。
だから、イギリスでは、37度でも猛暑となります。
追加ニュース。
ロンドンの東にあるケント州では10日午後、最高気温が38.1度に達し、
英国観測史上の最高記録を更新した。
次は、電子メールのニュースから(NNA BUSINESS MAIL)http://nna.asia.ne.jp/
オーストラリアでも、干ばつ拡大。
ニューサウスウェールズ(NSW)州マクドナルド農相は、
このほど、州内の干ばつ区域が今月になって拡大していることを明らかにした。
日本も、江戸時代に、よく、干ばつや飢饉になっていました。

米国景気(corporate America)
 米景気への「楽観」強まる、大企業トップ3分の2。
米国景気を考える時、アメリカ全体で考えてしまうと混乱します。
アメリカ政府の景気。
アメリカ企業の景気。
アメリカ上層階級の景気。
アメリカ庶民階級の景気。
アメリカは、階級社会ですから。
追加ニュース。
8日の米国預託証券(ADR)相場では、
ブラジル経済改革の進展に対する期待感から、中南米銘柄が引き続き買われたそうです。
ブラジル議会が7日、退職した公務員の年金に課税する法案を賛成多数で可決したのを受け、
社会保障制度改革が前進するとの期待感が強まったためと、報道されています。

イラク問題(Iraq,rebirth.)
イラク再建に新国連決議を、ルーガー米外交委員長。
イラクの不安定な状況が続く中、
国際協力態勢の構築と財政的基盤の整備を進め、乗り切っていこうという提案となった。
 今回のイラク戦争は、
「イラクの軍事独裁政権を倒し、イラク民主化への道を切り開いた。」という、
大きな目標が達成できたのですから、
早急に、米軍は、イラクから撤退し、
後は、国連等の多国籍軍に任せるべきです。
 以下は、7月27日に書いた内容です。
イラク駐留経費が、月40億ドルかかるという。
第二次世界大戦後、アメリカが日本を占領した時は、
6年間、日本を占領統治した。
 イラクの占領統治も、日本と同じ年数かかるとすると、
6年間の駐留経費は、以下の通りと推定される。
月40億ドル×12月×6年=2880億ドル
これを日本円に直すと、その巨大さに驚く。
 しかし、実際には、この経費で済むか、心配である。
日本の占領統治の場合は、
天皇という存在が、当時の日本では、大きかったので、
戦後の日本の治安は良好だった。
当時の日本では、天皇という存在が、日本の安定機能を果たした。
しかし、今のイラクでは、そういう存在はいない。 
日本は温暖な気候だが、イラクは過酷な気候である。
宗教的に言えば、日本は、神道の国であったが、
過去の歴史では、仏教を受け入れた歴史があった。
他の国の宗教を受け入れたという歴史があった。
イラクには、そういう歴史がない。
 このように考えると、
イラク占領統治は、日本占領統治より、はるかに困難なことがわかる。
いずれにせよ、駐留経費が巨額になることは間違いない。
 こういう状況であるので、
イラク占領統治は、国連に任せて、
イラクから、アメリカ軍を撤退させる方が、財政的には、妥当である。
 それから、
「米兵襲撃はアルカイダ、イラクで新組織と英紙」、
「イラクで続発する米兵襲撃は、
 国際テロ組織アルカイダの活動家と旧フセイン政権の治安機関員が連携した新組織、
 ジャイシュ・ムハンマド(預言者ムハンマドの軍隊)によるものだと報じた。」
というニュースもあります。
 こうなると、フセインは、いても、いなくても関係ないでしょう。